Special Olympics

スペシャルオリンピックスは知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングと
その成果の場である競技会を年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。

2024年8月21日水曜日

 設立25周年記念 第5回地区大会総合開会式

8月18日(日)@山口市阿知須やまぐち富士商ドーム 9:30~15:30

 実行委員会を組んで準備を進めてきたイベントがいよいよ本番の日を迎えました。今年の夏のイベントは雨の心配よりも熱中症の心配が最優先。総合開会式と同日開催のフライングデイスク、サッカー(個人スキル)、陸上競技に参加するアスリートたちには受付で凍ったペットボトル飲料が配布されました。

 開会式は各プログラムで隊列を組んでの入場行進、整列後はスペシャルオリンピックス日本(SON)が作成したPR動画の上映とその主人公であるSON第2期アスリートアンバサダー、伊藤有希さん(菊川フライングデイスク アスリート)による開会宣言、松村SON・山口理事長による主催者代表挨拶、ご来賓を代表して県知事代理としてご臨席頂いた山口県健康福祉部障害者支援課課長の西野知子氏によるご挨拶、山口市長代理としてご臨席頂いた副市長の田中和人氏によるご挨拶と続きました。その他にご来賓としてご臨席頂いたのはそれぞれ行政首長の代理として島崎敏幸下関副市長、藤崎昌治宇部副市長、吉岡忠司山陽小野田市健康福祉部長の方々です。

 開会式に欠かせないのが「アスリート宣誓」。今回は、3つの競技会に参加する山口支部、下関支部、菊川支部の代表アスリート(藤村柊人さん、新名弘之さん、上崎裕貴さん、齊藤健一さん、田村美沙希さん、向井優真さん)が松村理事長を前に元気よく宣誓を行いました。遠くSON・愛媛の今治支部からフライングデイスク競技会に参加してくれた工藤右暉さんも加わりました。

 次に、今回のイベントに終日サポーターとして参加して下さる女子フットサルチーム、ミネルバ宇部のメンバーの皆さんを代表の廣田さんから紹介して頂きました。ブラジルから2名の新加入選手を迎えられたばかりです。

 開会式の最後はアトラクションとして山口支部競技チアプログラムと、下関支部ヤングアスリートプログラムの面々によるチア演舞。曲はGLAYのteruさんがSOの応援ソングとして作って下さった「YOUR SONG」です。最後は他のアスリートたちもミネルバ宇部の皆さんも踊りの輪に加わって大いに盛り上がりました。

 午前中は、フライングディスク、サッカー(個人スキル)の競技会が行われました。フィールドの中ではミネルバ宇部さんによるサッカー、フットサル体験会も行われ、日頃ボールを蹴ったことのないアスリートや来場者のお子さんたちで歓声が上がっていました。サッカー(個人スキル)はドリブル、シュート、ランアンドキックという3つの種目で採点を行い、その合計点で順位が決まります。

 フライングディスクにはアキュラシーと言って円形の的に向かって投げる正確性を競うものとディスタンスといって飛距離を競う2種目があり、今回アスリートたちはその両方にエントリーすることができました。お昼までには予定通り競技を終えて表彰式が行われ、ご来賓の方にメダルの授与を行うプレゼンターとして参加して頂くことができました。

 12時から1時間半の間のお昼休みにはフィールドでは阿知須賀宝燦翔隊(あじすかほきしょうたい)の皆さんによるよさこい(最後の曲はアスリートたちも飛び入りで参加!)、下関から来て下さったマグネッツさん(黒井村の美容師、片山さんを中心としたバンドで毎年SON・山口のために24時間チャリティーライヴを行って下さってます)によるライヴで楽しんで頂きました。会場の外に並んだ5台のキッチンカーもおかげさまで賑わっていたようですが、残念ながら写真が無く。。暑い中、早朝から美味しいメニューを並べて下さったキッチンカーの皆さん、本当にどうもありがとうございました。

 午後からは陸上競技会。この競技会については審判として阿知須陸上競技協会から6名の方にご参加いただき、計測など競技進行全般にわたり大変お世話になりました。競技は立ち幅跳び、50m走、1500m走、の3種目。日頃のプログラムでの記録より好記録が続出し、コーチ陣を驚かせました。

 スペシャルオリンピックスでは同程度の技量のアスリートでクラス分けをする「デビジョニング」を行い、その中で競い合って全員を表彰します。今回、フライングディスク、サッカー、陸上の3つの競技会で合計29のデビジョンを設けましたので、29名の金メダリストが誕生し、金メダルでないアスリートも全員が表彰台に上がり、他の色のメダルや4位以下のリボンを授与されました。自分のベストを尽くすこと、「私たちは精一杯、力を出して勝利を目指します。たとえ勝てなくてもがんばる勇気を与えて下さい」というアスリート宣誓の言葉どおりのパフォーマンスに、みんなが笑顔になります。

 メダルに関係なく、最後はアスリートとボランティアで混合チームを組んでのユニファイドリレーが行われ、激しいデッドヒートが繰り広げられました。スポーツの楽しさはみんなで一つになれることですね。

 閉会式では主催者代表としてSON・山口渡壁副理事長が挨拶、そしてSO旗がフライングデイスクアスリート、正司宏之さんから次回9月1日に競技会が行われるボウリングのアスリート、原田祥吾さんへ引き継がれました。閉会宣言をサッカーアスリートの広本俊之さんが行い、全ての幕を閉じました。ゆきとどかない点が多々あったことと思いますが、次回またステップアップして皆さまをお迎えできるよう会として頑張りたいと思います。ご来場下さった皆様に心より感謝致します。































4 件のコメント:

  1. きららドームに集まりし全ての人が、頑張る勇気を与えられた大会でした。投稿アップ大変な作業だったと思いますが、お疲れの中、有難うございました。沢山の人に目を通していただき、未来へつながる活動を継続していきたいものです。

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    1. 当日はおつかれさまでした。引き続き宜しくお願い致します。

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  2. とても盛り上がった大会でしたね!
    愛媛から来られた工藤さんからも本当に素晴らしい勇気を頂きました。
    はるばる山口まで来て下さってありがとうございました♪
    アスリート1人1人に金メダル🥇を渡したい思いです。
    みんなよく頑張りました。
    これからバドミントン🏸も10月盛り上がるよう頑張りますよ!💪

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    1. 地区来会の競技会も残すところあと4つ。盛り上げて参りましょう!

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